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無料体験教室へどうぞ

 7月12日、落語教室の無料体験教室を開きました。2名の小学生がチャレンジしました。ごく短い小咄に一つずつ演出を加え、最後にはお母さんの前で高座を務めました。拍手喝采、何とも楽しい寄席ができあがりました。無料体験教室は随時受け付けています。ちょっとやってみようかなと思った人、どうぞご連絡ください。

 7月15日の土曜日、奥出雲町の高尾小学校に行きました。前回のブログでご紹介した「にこにこ寄席」を見てきました。お客様は地元の方たちを中心に50名ぐらい集まっておいででした。私が在職しておりましたときから、学期に1回くらい定席と称して学校を会場に地元中心の寄席を開いていました。ほぼ常連さんですから、そこでは新しいネタを下ろすことになっています。落語は覚えたらそれでできるというものではありません。実際は覚えたところが入り口で、そこから情景や心情や人間関係など、お話の世界を想像しそれを表現するという延々と終わらない作業に入っていきます。一人でやっていたのではとても根気が続きませんが、高座に立ってお客様に相対して聞いてもらうとそれが強力なアシストになって、また想像する意味と意欲を与えられるのです。この日に向けて稽古を積んだ、高尾小学校の4名の児童、それぞれの日々の努力が感じられる熱演でした。もう数日で夏休みに入りますが、休み中も町内はじめ松江や出雲各地で高座が予定されています。お客様から力をもらって一回一回話に磨きがかかっていくことでしょう。楽しみです。

 さて、松江算数活塾の落語教室は、高尾小学校の協力を得て、「にこにこ寄席」にゲスト出演させてもらうことにしています。高尾小学校が10年かけて築いてきたお客様との関係から学べることはたくさんあると思います。また高尾小の子どもたちにとっても活塾の子どもたちから学べることがたくさんあるに違いありません。地域を越えた子どもたちの交流が生まれることを願っています。